芸術の秋、と いうこともあって多くのお仕事をいただき、全国各地の学校やホールで公演してまわりました。
◆10月1日。熊本県を西へ、島から島へと橋を渡り、「天草四郎」「天草・塩原の乱」で知られた天草市 での公演。
歴史情緒にゆっくりと身を委ねる時間はありませんでしたが、その代わり、澄み切った空と海の青さに心洗われながらの移動となりました。
◆10月16日。台風一過の愛知県名古屋市での公演。
午前中に低学年で「ピノッキオの冒険」、午後は セットを組みなおし、高学年で「冒険西遊記」を上演しました。
こちらの小学校、体育館の緞帳が川の生き物たちのデザインになっており、カラフルで個性的でした。
◆11月の半ば、大分県での公演後、鹿児島県に移動。
翌日に赤班と合流しての「ひめゆり」公演を控えた 11月13日、劇団員それぞれ、鹿児島でのフリーな時間を過ごしました。
10月の頭にも一度鹿児島公演に来たのですが、そのときは地元の 方もここ10年以上経験したことのない程の大量の灰が上から下から吹き荒ぶ状態で、道具や音響、照明の保護に手を焼きました。
活火山桜島と共に生きる鹿児島の方の苦労が身にしみたその日と比べて、この日は噴火の様子が青い空にくっきりと浮かぶ晴天!絵になる美しさでした。
◆11月26日には、兵庫県の淡路島から香川県琴平町へ移動。
6月、台風のために延期となってしまった 「ピノッキオの冒険」公演のために、再びこの地に訪れることとなりました。
宿泊先の近くにあったのが「さぬきのこんぴらさん」として親しまれている金刀比羅宮。
本宮まで785段、奥社までは1368段もある石段に一同挑戦。
最後の急勾配を越えると、見晴らしのよい場所から 讃岐富士を拝むことができました。
12月に入り、今年の公演も数えるほどになってきました。最後まで気を引き締めて、最高の舞台を目指 していきたいと思います。