2015年9月13日日曜日

公演班旅便り/赤班・北海道

真夏の汗だく稽古期間を経て、8月22日から北海道公演がスタートしました。
今回は3週間近くの長旅。残暑厳しい時期に、涼しい北海道で公演ができたことはとても有難いことでした。
今年は北海道の方も驚くほど、ぐっと涼しい日が多く、薄着で肌寒く感じる日もしばしば。
そんな中での旅の出逢いのご報告です。


8月23日早朝、フェリーで苫小牧港に到着。
翌日の公演に備え、宿に向かう途 中のパーキングでの打ち合わせ。
今期赤班で初めての「オズの魔法使い」ホー ル公演、ということで、限られた時間の中で余裕を持ってリハーサルに臨むための事前の確認タイムです。


この日、宿を取った留萌市。
そぐそばにあった海は碧く、透明度が高かったです。バーベキューやカニ取りなど、 町の方々が思い思いに楽しんでいらっしゃいました。


留萌市のホール公演を終え、海沿いを北上して音威子府へ。豊かな海に夕陽が沈んでゆく光景を眺められる、なんとも贅沢な移動になりました。


8月28日。札幌市の中学校での「子象物語」。
この日は公演後、生徒さんたち から「ふるさと」のアカペラ合唱という、胸の熱くなる素敵な贈り物がありま した。
そして、もうひとつ。札幌在住のみかみうこんさんという方が観劇に来てくださいました。
みかみさんは戦時中の動物処分に関して研究をされる中で、トマト座の「子象物語」を知り、ご興味を持ってくださったということでした。
「動物たちのことを伝え続けてください。」というメッセージとともにプレゼントさ れたのが、みかみさんが制作に携わった絵本。

子どもたちから、また大人の方から、「想い」をいただいた公演となりました。 本当に有難うございました。

みかみ うこん さん

9月2日。旭川から20キロ離れた当麻町。赤班「ピノッキオの冒険」初演。


9月8日。札幌からこれまた20キロ車を走らせ小樽市へ。この旅、最後の公演日。


今回何度か撮ることができた子どもたちとの記念写真。これらも大切な宝物です。

豊かな空と大地、生き物たち、美味しい食べ物、学校で、宿で、町で出逢った皆様、応援してくださる方々。
すべてへの感謝を胸に、芸術の秋シーズンに向けて、また気を引き締めていきたいと思います。