2019年2月17日日曜日

沖縄からの想い

2018年12月「ひめゆり」沖縄公演をご覧くださったひめゆり平和祈念資料館職員の方にいただいたご感想をこちらでご紹介させていただきます(一部抜粋)。

ひめゆり

  • 「ひめゆり」を上演してもらったことには大きな意義があると思います。
    舞台を観て、体験者たちから聞かせてもらった証言を反芻し、あらためて、10代の彼女たちが懸命に戦場で生きる姿を想像していました。そのことが、とても意味があることだと思いました。こういう機会がないと、ひめゆり学徒隊の事実に全くふれることがないまま大人になってしまう子が沖縄の中にもいると、私たちは思っています。沖縄の高校で「ひめゆり」を上演してもらったことには大きな意義があると思います。 
  • 『慰霊の日なんて面倒くさい』
    印象的だったのが、冒頭の「慰霊の日なんて面倒くさい」「戦争なんて嫌いだし、考えたくない」という意味のセリフ。一気に、みんながシーンとなって劇に引き込まれたように感じました。勝手な推測ですが、今の高校生たち、同じように思っている子たちはいっぱいいると思います。でも、あのセリフを聞いて初めて、客観的に「こんな風に聞こえるのか」と、何か「はっ」としたのではないか、と思いました。 
  • 戦争のことを知るという「経験」
    「伝えたい」という強い思いがあればその思いは伝わる、とトマト座のみなさんの演技を見て感じました。「戦争体験は体験者にしか伝えることができない」という意見があります。でも、体験者と全く同じには伝えることはできなくても、私たちが何を伝えたいのかを明確に持っていれば、その思いは伝わるのだと信じています。すぐに伝わらなくても、戦争のことを知るという「経験」をすることで、次の何かのきっかけで、思い出し考え出す「種」になるかもしれない。体験者の人たちもきっとそれを信じて、伝え続けてきたのだと思います。
リハーサル風景

 全国各地で「ひめゆり」の上演を始めてから5年。沖縄にこの作品を届けることは兼ねてからの願いである一方で、大きな覚悟がいることでした。
ご観劇後に反応を伺うと、有難いお言葉の数々。勇気をもらう劇団員たちでした。
観ていただいた沖縄の方々からの想いを引き継ぎ、亡くなられた多くの尊い命と沖縄戦の史実と誠実に向き合って、これからも何かのきっかけになるような種まきをしていきたいと思います。

2018年12月29日土曜日

感謝を込めて

8月後半からの旅公演も12月22日の千葉での「オズの魔法使い」をラストに、無事終演。
この4ヶ月、新体制のメンバーにて、北海道から沖縄まで全国の学校やホールに伺い、舞台をお届けしてまいりました。

北海道では地震が発生した際にちょうど居合わせたのですが、電話も繋がらない、ガソリンスタンドも車でいっぱい、トイレにも入れないような大変な状況でありながら、出会う方々にとても親切にしていただきました。

2018年、訪れた町での思い出は深く、かけがえのないものばかり。
子どもたちの笑顔や涙、先生方からの熱いお言葉、そのひとつひとつが、私達の背中をそっと押してくれました。
お世話になった皆様、出逢うことができた皆様、本当にありがとうございました。

新しい年も心機一転、襟を正して自分たちの創作活動に臨んでいきたいと思います。

皆様、よいお年をお迎えください。

来年も劇団トマト座をよろしくお願い申し上げます。


2018年11月23日金曜日

劇団トマト座2019年研修生募集

劇団トマト座は、1982年の発足以来、大人と子どもが一緒に楽しめる質の高い舞台づくりを目標に、北は北海道から南は沖縄まで、全国の小・中・高校、劇場ホール等で公演をしています。

昨年度に引き続き、劇団トマト座では児童・青少年演劇の第一線を担う人材の育成を目的とし、学校公演や児童・青少年演劇にご興味をお持ちの方に対し、研修生募集をすることといたしました。


募集要項
応募条件 20歳以上の男女。健康で意欲のある方。未経験者要相談。
募集人数 8名(男女4名ずつ)
募集期間 2019年1月11日(金)まで。(定員に達し次第、募集は〆切)
応募方法 書類郵送またはメール送信(詳細は下記)
選考方法 書類審査後、面接、オーディション(演技・歌唱・ダンス)

研修について
期間 2019年1月~2019年4月末
内容 ダンス・歌・演技を中心に、月2~4回、3時間ほど。
☆4月のレッスン終了と同時に、研修生としては卒業になります。
講師 劇団内外より。
レッスン
料金
1回¥2000(台本代・稽古場代など実費を含む)
☆研修期間中、本番の公演の現場見学のチャンスあり。
☆研修生卒業後に実力次第で、劇団トマト座に劇団員登用または出演者登録可能。


応募方法について
メールの場合 必要事項を記入し、トマト座宛に送信してください。
必要事項:1.氏名  2.氏名のよみがな 3.年齢 4.性別 
5.住所 6.連絡先電話番号 7.芝居経験の有無 8. 簡単な履歴

件名:研修生応募P
宛先アドレス:tomatoza@pop21.odn.ne.jp
郵送の場合 履歴書と写真を下記に郵送してください。
〒180-0011 武蔵野市八幡町 2-2-6 劇団トマト座「研修生募集」係

☆稽古・公演見学、劇団体験ワークショップ(無料)実施予定。
まずはお気軽にお問合せください。TEL:0120-177-415

2018年9月29日土曜日

稽古場便り

お彼岸も終わり。暑い暑い今年の夏も、またあっという間に過ぎていきました。
この夏は、7月末の夏休み児童青少年演劇フェスティバル参加前後から、新しい役者たちを交えての稽古がスタート。
その稽古場の様子を少しだけお届けします。

まずは「ピノッキオの冒険」。今年は白班で取り組んでいます。
続いて「冒険西遊記」。そのあとは「オズの魔法使い」。
2班で同じ作品をつくっていると、セリフ、物語の筋は変わらないのに、まったく別の雰囲気が生まれます。そんな表現もできるのか、とお互い稽古を見合いながら、発見の連続。
演じる役者の持つ魅力も当然違うので、チームごとに、キャラクターをぶつけ合ってバランスを探っていきました。







 「子象物語」。 このメンバーで初めてのストレートプレイ。
新人たちはセリフ・段取りの多さに悪戦苦闘しながらも、前向きに取り組んでくれました。
新しいセリフも増えたので、それも糸口に、レギュラーのメンバーたちも新しいものを産み出そうと試行錯誤。 そして大型作品「ひめゆり」。 夏フェス前に台本・演出がブラッシュアップされてから、2度目の稽古期間でした。






時折、今年から演出に加わってくださっている谷藤さんから嬉しい差し入れが。お腹と心を満たしながら、また稽古、稽古です。


「躍るごんぎつね」は、今回赤班がお届け。




8月終わりには恒例のゲネプロ。
今年は会場を変えたので、時間や場所の使い方も調整しながらタイムスケジュールを組んでいきました。5日間、みんな毎晩ヘトヘトになるまで駆け抜けました。









いよいよ始まった旅公演!
一期一会の公演、一同、心をこめてお届けいたします!