2018年11月23日金曜日

劇団トマト座2019年研修生募集

劇団トマト座は、1982年の発足以来、大人と子どもが一緒に楽しめる質の高い舞台づくりを目標に、北は北海道から南は沖縄まで、全国の小・中・高校、劇場ホール等で公演をしています。

昨年度に引き続き、劇団トマト座では児童・青少年演劇の第一線を担う人材の育成を目的とし、学校公演や児童・青少年演劇にご興味をお持ちの方に対し、研修生募集をすることといたしました。


募集要項
応募条件 20歳以上の男女。健康で意欲のある方。未経験者要相談。
募集人数 8名(男女4名ずつ)
募集期間 2019年1月11日(金)まで。(定員に達し次第、募集は〆切)
応募方法 書類郵送またはメール送信(詳細は下記)
選考方法 書類審査後、面接、オーディション(演技・歌唱・ダンス)

研修について
期間 2019年1月~2019年4月末
内容 ダンス・歌・演技を中心に、月2~4回、3時間ほど。
☆4月のレッスン終了と同時に、研修生としては卒業になります。
講師 劇団内外より。
レッスン
料金
1回¥2000(台本代・稽古場代など実費を含む)
☆研修期間中、本番の公演の現場見学のチャンスあり。
☆研修生卒業後に実力次第で、劇団トマト座に劇団員登用または出演者登録可能。


応募方法について
メールの場合 必要事項を記入し、トマト座宛に送信してください。
必要事項:1.氏名  2.氏名のよみがな 3.年齢 4.性別 
5.住所 6.連絡先電話番号 7.芝居経験の有無 8. 簡単な履歴

件名:研修生応募P
宛先アドレス:tomatoza@pop21.odn.ne.jp
郵送の場合 履歴書と写真を下記に郵送してください。
〒180-0011 武蔵野市八幡町 2-2-6 劇団トマト座「研修生募集」係

☆稽古・公演見学、劇団体験ワークショップ(無料)実施予定。
まずはお気軽にお問合せください。TEL:0120-177-415

2018年9月29日土曜日

稽古場便り

お彼岸も終わり。暑い暑い今年の夏も、またあっという間に過ぎていきました。
この夏は、7月末の夏休み児童青少年演劇フェスティバル参加前後から、新しい役者たちを交えての稽古がスタート。
その稽古場の様子を少しだけお届けします。

まずは「ピノッキオの冒険」。今年は白班で取り組んでいます。
続いて「冒険西遊記」。そのあとは「オズの魔法使い」。
2班で同じ作品をつくっていると、セリフ、物語の筋は変わらないのに、まったく別の雰囲気が生まれます。そんな表現もできるのか、とお互い稽古を見合いながら、発見の連続。
演じる役者の持つ魅力も当然違うので、チームごとに、キャラクターをぶつけ合ってバランスを探っていきました。







 「子象物語」。 このメンバーで初めてのストレートプレイ。
新人たちはセリフ・段取りの多さに悪戦苦闘しながらも、前向きに取り組んでくれました。
新しいセリフも増えたので、それも糸口に、レギュラーのメンバーたちも新しいものを産み出そうと試行錯誤。 そして大型作品「ひめゆり」。 夏フェス前に台本・演出がブラッシュアップされてから、2度目の稽古期間でした。






時折、今年から演出に加わってくださっている谷藤さんから嬉しい差し入れが。お腹と心を満たしながら、また稽古、稽古です。


「躍るごんぎつね」は、今回赤班がお届け。




8月終わりには恒例のゲネプロ。
今年は会場を変えたので、時間や場所の使い方も調整しながらタイムスケジュールを組んでいきました。5日間、みんな毎晩ヘトヘトになるまで駆け抜けました。









いよいよ始まった旅公演!
一期一会の公演、一同、心をこめてお届けいたします!

2018年8月1日水曜日

夏フェス「ひめゆり」ご来場の御礼

ご来場いただきありがとうございました。

7月28日は台風迫る荒天のなか、多くのお客様にご来場いただきました。
年に一度の一般公演で、出演者も程よい緊張感をもって公演ができたと思っています。

お客様に「今の幸せを噛み締められた」「何度も涙が出た」とのご感想をいただき、ありがたい気持ちとともに
さらに精進して行かなくてはと劇団員一同身の引き締まる思いです。

ご観劇頂いた皆様にあらためて御礼申し上げます。



公演班旅便り/春・夏

短い梅雨の時期を経て、記録的な暑さの続く夏になりました。
トマト座は現在の班編成での最後の旅公演を終え、7月末にせまる夏休み演劇フェスティバルの準備と新体制のチームでの稽古の日々です。
この春夏シーズンも、たくさんの出逢いがあり、多くの方に支えられて舞台を届けてまいりました。その公演の様子を振り返っていきたいと思います。

5月の数日間は2年連続で伺った新潟市の中学生対象の公演、「ひめゆり~美ら海からの伝言~」。
あちこちのホールを使用させていただき、一回一回の舞台を大切に届けました。
どの公演も最後には代表の生徒さんからお礼の言葉がありましたが、こちらがはっとさせられるような想いのこもったメッセージばかり。
「ここ何年かの間で一番良かった」と先生にお褒めいただいたり、後日感想文やお手紙をいただいたり・・・と、印象に残るツアーでした。

全員での集合写真

舞台の仕込みを終えて、ウォーミングアップ

照明のシューティング中

舞台の応援に駆けつけてくれたトマト座OBの美香さん。(一番右)
新潟県で演劇活動を精力的に続けています

新潟での「ひめゆり」前後、5月20日には江東区のホールで「オズの魔法使い」公演。この日は会場が広いこともあり、助っ人として前回の旅参加の村上さん、増田さんが「エメラルドシティの女官」役として舞台を華やかにしてくれました。

本番の様子


助っ人の村上さん(右)、増田さん(左)


6月に入り、九州・福岡ツアーが始まりました。
梅雨の到来を危ぶみつつ、実際はそれほど暑さも雨もなく一安心。

6月8日は福岡県福津市で「冒険西遊記」。


6月9日、福岡県大木町で「子象物語」。



先生がプレゼントしてくださった舞台写真のコラージュ!

6月10日は旅のオフ日。この日はマイクロバス運転の下道講習を兼ねて、福岡県久留米市からお隣、佐賀県の吉野ケ里遺跡へ。
ここでの目的は「ひめゆり」の新しい小道具「勾玉」を手に入れること!ひとつ200円で勾玉づくりが体験できるとの情報で早速挑戦。お披露目は7月28日の夏フェスです。

歩いて遺跡を巡れました

いくつかの石から好きなものを選んで削ります

最後はヤスリで磨いて・・・

この通り、完成!

オフ明けからは5連続で「オズの魔法使い」。
九州の子どもたちはとても反応が豊かで、たくさんのエールを舞台に投げかけてくれました。
客席と舞台が一体になる物凄いエネルギー!先生からのアンケートでも「子どもたちも私達も忘れられない舞台になりました!」と嬉しい反応をいただきました。

6月14日福岡県志免町にて記念撮影

東京に戻り、6月28,29日は西東京市のホールで「オズの魔法使い」。
助っ人は別班の優子さんと中山さん。全3回公演、終演後にあふれるたくさんの笑顔!

ホール公演はキャストが賑やか!

マンチキンの仲間たちも大集合!

女官とマンチキン、両方演じてもらいました

7月19日。今期最後の旅公演は富山での「躍るごんぎつね」。
ホールのかたも対応温かく、有難かったです。観てくださった子どもたちも、ケラケラ笑ったり静かに舞台を見つめたり。

本番前、ダンスの最終調整

千秋楽!

駆け抜けたこの3ヶ月。旅後半には甚大な西日本の災害が起こりました。
豪雨の影響による被害を受けた町の中には、私達がかつて伺った場所もありました。
一日でも早い復旧と災害に見舞われた方々の平穏を、心からお祈りしております。

7月28日「ひめゆり」新宿公演。
「命こそ宝、生きている限り人は何度でも立ち上がれる」そのメッセージを、劇団トマト座一同、舞台から精一杯お届けしたいと思います。