最新作 民話ミュージカル 「 躍る ごんぎつね 」

12月8日、杉山健(演出)を迎えて「躍るごんぎつね」のスタッフ・キャストの初顔合わせがあり、いよいよ本格的に舞台制作がスタートしました。
脚本を手がけた座付き作者、だんいっせいによる読み合わせの後「ごんぎつね」を舞台化することの難しさ、工夫したところ等々の話をして頂きました。
「多くの方々に親しまれている素晴らしい童話の世界を舞台化することは、非常に難しい作業でした。読み聞かせで完結している新美南吉のリリシズムをどうしたら舞台化できるか、悩みに悩んでその作業に一番時間を掛けました。…結果、一つは新美南吉自身を登場させることで、彼の生きた時代背景から、戦争への不安と平和の希求。二つは彼の作品群に見る“母親と子”の関係に焦点を置きました。」
中国に京劇の勉強に行っていた構成の丸山英美子、ダンスも日舞もＯＫ、振り付けの前野慶次 、民話に燃えている音楽の盛田裕之、久々の和物に喜んでいる衣裳の佐川恵麻、皆さんの熱い闘志が燃えていました。

稽古場便り

１０月１１月と２班とも目一杯の巡回公演で、稽古場はいまや物置場状態。
９月末の「グランド・マイン」の稽古に、久しぶりに参加した役者を含め、総勢１７名のにぎやかな稽古風景がなつかしく思い出されます。
１２月に入ると一段落、１２月８日には、「躍るごんぎつね」の初顔合わせがあり、ダンスレッスン、役者のためのリフレッシュセミナー等々、基本レッスンが始まり、また賑やかな稽古場となります。

ご観劇ありがとうございました。

　 夏休み演劇フェスティバル、７月26日の「冒険西遊記」公演は無事に終了いたしました。 お忙しい中、遠方より大勢の皆様にお越し頂きまして、本当にありがとうございました。
杉並区の子育て応援券での、小さいお子様が多く心配でしたが、「キャッキャ」「ゲラゲラ」と子供の笑い声が絶えず、お帰りの時には、「面白かった」「もう一　回見たい」「握手したい」「また会いたい」と皆様から口々にエールを送って頂きました。
この職業に就いて本当に良かったと、幸福を感じる瞬間でした。

岡本伸也の孫悟空。只今、人気ナンバーワンです。

７年振りで山賊のシーンを復活させました。／ 一番笑いが多かった、川のシンクロのシーン。

65歳の現役俳優、だんいっせいも仙人役で出演。 ／賑やかに、カーテンコールです。

 アンケートのご感想をご紹介致します。

• ３歳の子供は、ちゃんと見ていられるか心配でしたが、途中休憩も入って、とて も良い時間でした。６歳の方は、とても集中していられたので、来て良かったと思っています。夏休みというと「映画かな？」と思っていましたが、やはり、舞 台で間近で観られる方が、いいですね。親子で楽しめました。（目黒区のお母さん）
  
  
• ４歳の子供が、初めての観劇でした。集中して最後まで観ていました。難しい言葉が多かったのに楽しそうでした。分かっているのかなー？　本物のお芝居の楽しさがわかったみたいです。（大田区のお母さん）
  
  
• ５歳の女の子は、川のシーンが面白かったそうです。声をあげて笑ってしまいま した。小２の男の子は、腹が減った沙悟浄が、ブタの丸焼きが食べたいと猪八戒に噛みついた所が面白かったそうです。母親は、最後一人ぼっちになった孫悟空 と、観音様の所で、ウルウルときて、泣きそうになりました。（板橋区のお母さん）