3月3日。東京都東村山市の小学校からご依頼いただき、3年生の子どもたちの朗読劇指導に伺いました。
国語の授業で取り組んでいる「モチモチの木」。最終的に朗読劇の形にして発表をすることが決まっていました。
事前に見学に行かせていただき、子どもたちと対面。エネルギーあふれる100人近くの子どもたち。
どんな方法で物語を味わうか、この物語を通してこの子どもたちに何を感じてもらいたいか、先生とご相談しながら、「人に伝える」をテーマに、今回いただく45分×2コマの貴重なお時間の内容を決めていきました。
当日。1コマ目、音楽室にいっぱいの子どもたち。
まずは顔のマッサージ・体伸ばし&緩めから始め、滑舌と言葉をたてること意識した早口言葉の練習。
人前で発表することの緊張感や不安感をできるだけ取り除くため、色々な早口言葉をあげてもらい、みんなで楽しみながら挑戦。それから勇気を出して一人で発表。
間違ったってオッケー、挑戦したことがスバラシイ!という雰囲気で進めました。
喉に負担をかけず、子どもたちがのびのび発声できるように留意しました。
2コマ目は体育館へ移動。広い空間で体を動かしながら主人公の気持ちをつかんでもらう試み。
その後、ひとつのシーンを取り上げ、劇団員が主人公の葛藤を演じてみせ、子どもたちにその瞬間、瞬間の主人公の心の動きを追ってもらいました。
最後にそのシーンの朗読を子どもたちにしてもらい、特別授業は終わりの時間となりました。
いただいた大切なお時間。今できる精一杯で子どもたちに関わらせていただきました。
技術だけでなく、生の舞台の力、「人に伝える」という想いを少しでも感じていただけていたら幸いです。
先生方には本当にお世話になりました。一生懸命取り組んでくれた子どもたちにも感謝です。
どうもありがとうございました。素敵な発表会になりますように!