2012年12月19日水曜日

子どもたちからの感想~冒険西遊記~

今回は「冒険西遊記」編をお送りします。


6月 山形県
  • わたしはこの演劇をみて、仲間の大切さを知りました。わたしは演劇ってどうせおこちゃまっぽいのなんでしょっと思っていましたが、すごい演劇だと思いました。楽しかったです。(4年生)
  • 私は、劇が大好きでやりたいと思うことがあります。でもなかなかできなくて困っていたけど、「はずかしい」ことじゃないって劇をみてて思ってさらに劇への情熱がわきました。私は、劇が終わったあともまた見たくてしょうがなかったです。(5年生)
どこの学校でも、演劇が好きな子も興味の無い子もいます。1人1人に少しでも、演劇の面白さや大切なメッセージ、伝わるように頑張ります!


9月 北海道
  • 一人だとできることに限りがある。でも仲間がいると心強いし、何だってできる。お互いに助け合う大切さも同時に学びました。(5年生)
  • 西遊記は、笑いもあれば感動もあるすばらしい劇でした。私はまるでさいみん術にかかったように見ていました。(5年生)

9月 東京都
  • 学習発表会の時、トマト座のみなさんのように、声の入れ具合やリアクションなどを感情込めてやります。(5年生)
  • セットを変えに来た人が入ってくるときと帰るときに姿勢が良くてすごいと思いました。戦いの時に武器を使った人はみんな、人にあてないように演技をするのがむずかしそうでした。最後に孫悟空が一人じゃだめだと言ったときに少し泣きそうになったので人を感動させられる劇はすごいと思いました。(6年生)

物語そのものの面白さだけでなく、劇中の舞台転換に興味を持つ子もいますね。ハッとしました。プロとして恥ずかしくないようにさらに気を配っていきます。


10月 静岡県
  • 夜に寝ていたら夢の中でも見たお話がまた見られました。印象に残りそうです。(2年生)
  • どの学年の子たちもとても楽しみにしていました。体育館の中では笑い声が響いていました。終わった後、「おもしろかったー!」という声を聞いて私までうれしくなってしまいました。劇団トマト座さんは笑顔がとてもすばらしかったです。(6年生)

10月 福岡県
  • 最後のクライマックスがとても感動してしまい泣きそうでした。(4年生)
  • とてもおもしろく、ドキドキハラハラしました。戦う場面では、心の中で応援していました。(4年生)

10月 神奈川県
  • 孫悟空が戦っているところを見てたら、小さい声で「がんばれー」と言っちゃいました。(2年生)
  • 孫悟空があばれんぼうから、仲間が大切だと思えるようになったのがとても感動しました。家族にも伝えたいと思います。(3年生)
  • 最初はいたずらだった孫悟空も、最後には仲間が大切と思い、みんなが戻ってきた時に泣いたシーンで、本当に仲間が大切だったんだと感じました。(4年生)
  • 戦っている姿、歌っている時、すごく夢中になってしまい、思わず口を開けながらみてしまいました。(6年生)

「冒険西遊記」は子どもたちからの声援が多い作品です。男の子にとっても女の子にとっても殺陣のシーンは胸の高鳴る、応援したくなるシーンのようです。


11月 福岡県
  • 孫悟空が一人になって、仲間がみんないなくなって悲しくて、その時初めて仲間が大切だと孫悟空はわかってよかったと思います。もし友だち、仲間がいなかったら絶対私は、学校にも行きたくないと思います。だから今日この劇をみて、仲間の大切さがわかってとてもいい勉強になりました。(4年生)
  • 最初孫悟空は一人で悪いことばかりしたのに、三蔵法師たちがいなくなったら「一人じゃいやだ」と言ったのが何でかなと思いました。(4年生)
  • 今日の劇をみて、あることを学びました。それは、仲間の大切さ、友情の絆は切れない、という2つのことです。最近、私はたいていひとりぼっちです。あんまり、友だちと遊んだりしない上に、私の家は校区外です。だから、近くに友だちがいません。ちょっとおとなしいからといって、仲間に入れてくれない人もいました。けれど、今日の孫悟空をみて変わりました。きっといつか、仲良くなれる友だちがいる、と思えるようになりました。孫悟空のように助け合える人がいるっていいなと思いました。(5年生)

クライマックスの観音様のセリフに「人は皆、信じ合い、許し合い、分かち合って生きるのじゃ」という言葉があります。「冒険西遊記」の持つ大切なメッセージです。劇を見てすぐにピンと来なくても、少しでも心に残せるものがあれば、いつかメッセージは届く、と信じて、お芝居をしていきます。


(文:五味沙和子)